7月8日は、SUGIZOが越境するロックの美学を鳴らし続けてきた歩みを聴きたい

7月8日は、SUGIZOが越境するロックの美学を鳴らし続けてきた歩みを聴きたい

7月8日は、SUGIZOの誕生日。LUNA SEAの鋭利なバンドサウンド、X JAPANの巨大な物語性、さらにソロやセッションでの電子音楽まで、ひとりの音楽家がこれほど自然に行き来できるのかと思わされる存在だ。ロックの枠にいながら常に外へ越境し続けてきた歩みは、日本の音楽史のなかでもかなり独特だと思う。

LUNA SEAとX JAPANをまたぎ、日本のロックを世界規模で鳴らしてきた

7月8日はSUGIZOの誕生日として、オフィシャルファンクラブでも「SOUL’S MATE DAY EXTRA BIRTHDAY PARTY 2026」が告知されている。さらにUNIVERSAL MUSIC JAPANの公式バイオグラフィーでは、SUGIZOを「作曲家・ギタリスト・ヴァイオリニスト・音楽プロデューサー」と位置づけ、日本を代表するロックバンドLUNA SEA、そしてX JAPANのメンバーとして世界規模で活動していると紹介している。激しいギターリフや耽美なバンド美学で語られがちな日本のロックに、ヴァイオリンやアンビエント、トランス的な浮遊感まで持ち込んだところに、SUGIZOの大きな特異性がある。

ソロ、SHAG、そして活動家としての姿まで含めて表現が広がっている

同じ公式バイオグラフィーによれば、SUGIZOはソロアーティストとして独自のエレクトロニックミュージックを追求し、映画や舞台のサウンドトラックも多数手がけてきた。さらに2020年にはサイケデリック・ジャムバンドSHAGを12年ぶりに再始動させ、2022年にはアパレルブランド「THE ONENESS」を始動。音楽活動と並行して、平和活動、人権・難民支援、再生可能エネルギーや被災地支援にも取り組むアクティヴィストとして知られる。単に技巧的なギタリストとしてではなく、音と思想の両方で境界を越えていく姿勢が、多くの後続アーティストに刺激を与えてきた。

今日聴くなら

今日はまずLUNA SEAの楽曲で、SUGIZOが作り出してきた緊張感と空間性を確かめたい。そのうえでX JAPANでの演奏やソロ名義の作品に進むと、同じ人物がバンドの劇性と個人的な実験精神をどう両立させてきたのかが見えてくる。さらにSHAGのようなセッション的な活動までたどると、7月8日はSUGIZOという音楽家の「越境するロック」の感覚をまとめて味わう日として、とてもいい。