6月15日は、miwaのまっすぐな歌が時代に届いた歩みをたどる日

6月15日は、シンガーソングライターmiwaの誕生日。アコースティックギターの親密さをそのまま大きなJ-POPへつなぎ、2010年代のメインストリームに“弾き語りの距離感”を持ち込んだ存在として、改めて聴き返したくなる日だ。
1990年6月15日生まれ、2010年に「don’t cry anymore」でデビューしたmiwa
ソニーミュージックの公式プロフィールでは、miwaは1990年6月15日生まれ。15歳ごろからオリジナル曲を書き始め、下北沢のライブハウスでの活動を経て、2010年3月3日にシングル「don’t cry anymore」でデビューしたと紹介されている。大学1年の3月にメジャーデビューを果たし、等身大の言葉とギターを軸にした表現で早い段階から注目を集めた。派手な装飾に頼らず、声とメロディの輪郭で聴き手をつかむスタイルは、この時点ですでに完成度が高かった。
「guitarissimo」「ヒカリヘ」で広がったmiwaの存在感
同プロフィールによれば、2011年4月発売のファーストアルバム「guitarissimo」はオリコンアルバムチャート1位を獲得。さらに2012年にはシングル「ヒカリヘ」が大ヒットし、2013年には初の日本武道館公演とNHK紅白歌合戦初出場へつながっていく。弾き語り出身の近さを失わないまま、テレビドラマや大型会場でも届くポップネスへスケールアップしたことがmiwaの大きさだと思う。軽やかで透明感のある声なのに、芯の強さがきちんと残る。そのバランス感覚が2010年代J-POPの中で独特だった。
今日聴くなら
今日はまず出発点として「don’t cry anymore」を聴きたい。そのうえで、初期の勢いが詰まった「guitarissimo」、そして多くのリスナーに届いた「ヒカリヘ」へ進むと、miwaがライブハウスの空気感を保ったまま国民的なポップフィールドへ広がっていった流れがよく見える。6月15日は、miwaの誕生日をきっかけに、まっすぐな歌がどうやって時代の真ん中まで届いたのかをたどるのにぴったりの日だ。