6月13日は、リヴァース・クオモの誕生日から“弱虫ロック”の発明を聴き直したい日

6月13日は、Weezerのフロントマンであるリヴァース・クオモの誕生日。90年代以降のオルタナティブ・ロックを語るうえで欠かせない人物だが、彼の大きさは単なるバンドの顔役にとどまらない。照れや不器用さ、自意識の揺れまでポップソングの推進力に変えてしまう書き手として、多くの後続に影響を与えてきた。
1970年6月13日、リヴァース・クオモが生まれた
リヴァース・クオモは1970年6月13日生まれ。Weezerのボーカル、ギター、そして主要ソングライターとして知られている。英語版Wikipediaでもこの生年月日と、1992年にWeezerを結成した流れが確認できる。さらに日本のファンにとって面白いのは、ユニバーサル ミュージックのScott & Rivers紹介ページで、クオモがスコット・マーフィーと組み、日本語オリジナル曲での活動まで実現していたことだ。単なる“親日家”ではなく、日本のポップ感覚に本気で接続しにいった人でもある。
“弱さ”を隠さずに鳴らすロックの発明
Weezer初期の楽曲が今も特別に響くのは、ギター・バンドの爽快さと、どうしようもなく不器用な感情が同居しているからだと思う。リヴァース・クオモの書く歌は、ヒーロー然とした強さよりも、うまくふるまえない自分や、恋愛や社会とのズレを正面から抱え込む。その感触があるからこそ、歪んだギターも甘いメロディも、ただ気持ちいいだけでは終わらない。オルタナティブ・ロックの内省を、ここまでポップに開いた功績はやはり大きい。
今日聴くなら
今日はまずWeezerの初期作品をまとめて聴き返したい。青いジャケットのデビュー作で鳴っていた真っ直ぐなギターポップと、その後の作品で深まる自意識のねじれを続けて追うと、リヴァース・クオモがただのメロディメーカーではないことがよくわかる。さらにScott & Riversまで足を伸ばせば、日本語で歌ってもなお彼らしいユーモアとポップネスが残っているのも面白い。6月13日は、“弱虫ロック”がどうやって世界中のリスナーに居場所を作ったのかを聴き直す日にちょうどいい。