6月11日は、T.M.Revolution「resonance」がアニソンとJ-POPの熱量をつないだ日を振り返る

6月11日は、T.M.Revolution「resonance」がアニソンとJ-POPの熱量をつないだ日を振り返る

6月11日は、T.M.Revolution「resonance」がリリースされた日。テレビアニメ『ソウルイーター』のオープニングとして強烈に記憶されている一方で、この曲は2000年代後半のJ-POPとアニメソングの距離感が大きく変わっていく流れを象徴する一曲でもあった。ハイテンションな疾走感と、作品世界に深く結びついたテーマ設定がきれいにかみ合っている。

2008年6月11日、「resonance」が発売された

「resonance」は2008年6月11日に発売されたT.M.Revolutionのシングルで、ソニーミュージックの公式情報でもテレビ東京系アニメ『ソウルイーター』のオープニングテーマとして案内されている。T.M.Revolution名義の新曲としては約3年ぶりのリリースで、西川貴教の歌声と浅倉大介による鋭いサウンドが、00年代後半のアニメファンにもJ-POPリスナーにも強く届いた。初回盤にはBlu-ray Disc付きの仕様も用意され、当時としての新しさも話題になった。

アニメ主題歌の熱量をポップのど真ん中へ押し戻した

この曲の大きさは、単に人気アニメの主題歌だったからではない。作品側の持つ「共鳴」や「絆」といったモチーフを、T.M.Revolutionらしい高密度なロックポップへと翻訳し、タイアップ曲でありながら単体でも強い推進力を持つシングルに仕上げたことが重要だった。2000年代後半はアニメ主題歌が一般的なJ-POPのヒット文脈とさらに接続していく時期だったが、「resonance」はその流れの中でも、作品愛とポップスター性の両方を高い水準で成立させた代表例として振り返りやすい。

今日聴くなら

今日はまず「resonance」をフルサイズで聴きたい。オープニング映像の印象が強い曲だが、改めて聴くとサビへ向かう緊張感の作り方や、西川貴教の声が持つ輪郭の鋭さが際立つ。あわせて「vestige -ヴェスティージ-」以降の流れもたどると、T.M.Revolution名義が持つドラマティックな強度が、2008年にどう更新されたのかも見えやすい。6月11日は、アニソンとJ-POPが熱量のまま接続された瞬間を鳴らし直す日にちょうどいい。