3月17日は、甲本ヒロトの誕生日から日本のロックのまっすぐさを聴き返す

3月17日は、甲本ヒロトの誕生日から日本のロックのまっすぐさを聴き返す

3月17日は、甲本ヒロトの誕生日。日本のロックを語るとき、世代をまたいで名前が挙がるボーカリストは多くないが、その筆頭のひとりが彼だ。叫ぶようでいて親しみがあり、シンプルなのに忘れがたい。そんな歌の強さは、いま聴き返しても少しも色あせない。

3月17日に生まれた甲本ヒロトと1985年のTHE BLUE HEARTS結成

甲本ヒロトは1963年3月17日生まれ。1985年に真島昌利らとTHE BLUE HEARTSを結成し、日本のロックシーンに決定的な存在感を刻んだ。パンクの初期衝動を持ちながらも、難解さではなく誰にでも届く言葉で歌ったことが彼らの大きな特徴だった。「リンダ リンダ」や「TRAIN-TRAIN」のように、シンプルなフレーズがそのまま時代の空気をつかみ、学生から社会人まで幅広い層に浸透していった流れは、日本語ロックの大きな転換点として今も語られる。

THE HIGH-LOWS、ザ・クロマニヨンズへ続く一貫した姿勢

THE BLUE HEARTSの活動休止と解散を経ても、甲本ヒロトの物語は止まらない。真島昌利とともにTHE HIGH-LOWSを経て、2006年からはザ・クロマニヨンズでも活動を継続。バンド名や時代が変わっても、身体ごと前へ出るようなボーカル、ロックンロールへの信頼、子どもにも大人にも届く言葉選びは一貫している。技巧を誇示するのではなく、聴き手の胸にまっすぐ届く歌を鳴らし続けてきたことこそ、甲本ヒロトが長く支持される理由だろう。

今日聴くなら

今日聴くなら、まずはTHE BLUE HEARTSの「リンダ リンダ」と「TRAIN-TRAIN」で、甲本ヒロトの声が持つ爆発力と開放感を味わいたい。さらにザ・クロマニヨンズの楽曲までつなげて聴くと、衝動だけで終わらない持続力がよくわかる。3月17日は、甲本ヒロトの誕生日をきっかけに、日本のロックが持つまっすぐさと自由さをあらためて体感したい日だ。